YamamotoNanae

木のカクテルピン(剥ぎ目)

木のカクテルピンを作ってもらいました。
漆を吸い込ませた品も、作る予定ですが、白木のままも美しいので、
今回は、そちらのご紹介です。

へぎ目(剥ぎ目)とは、丸太をナタ・斧などで、割り裂いたときに現れる繊維に従った線状の凹凸です。

カクテルを楽しむ幻想的なライティング、「へぎ目」の陰影がもたらす豊かな表情は、グラスの淵をさりげなく演出してくれることでしょう。

自然そのままの爽やかな色、白木にてご用意いたしました。

素材・・・国産のアテ(アスナロ)

長さ・・・約3寸(90~100mm)
幅・・・・約2分(約6mm)
厚み・・・約1分(約3mm)

*手作りのため、物によって多少誤差が生じます。

*2本セットの価格です。

※在庫1セット







手仕事マーケットプレイスのiichiにも作品出品中です。
他サイトも含め、在庫がなくなり次第、終了いたします。
http://www.iichi.com/people/W8266028





光る粒展で、展示していた御前。
これは、古いものを塗り直して模様を付けたものです。
古くなったものに少しメルヘンチックな要素を吹き込むイメージです。
なので、綺麗に直すといった感じとは、違う感覚ですかな。。

古いもの+メルヘン=古ヘン

と、かってに名付けています。古ヘンシリーズは、今後増やしていきたいです。

ピンクの花の部分は、ピンクの漆に、少し牛乳(タンパク質)をまぜて、プックリさせています。
工程としては、
黒塗り→炭研ぎ→ピンクの花→黒塗り→炭研ぎ(ピンクの花が出てくる)→何回か漆を吸い込ませ、徐々に艶をあげていく

販売もしています。在庫は、現品1つのみです。
¥15000
送料別

連絡先   pichic.pachic@gmail.com   山本奈苗









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光る粒 ご来場くださり、本当にありがとうございました。

普段、ほとんど家の中にいる私にとっては、たくさんの人と出会え、とても楽しく過ごさせていただきました。展示した作品の粒たちは、こちらのブログでも、アップしていきます。


「漆の手鏡」は、只今、光る粒メンバーの皮作家palさんに専用の皮ケースを考えていただいています。1月下旬頃~2月上旬には、ケース付きで、バージョンアップしますので、贈り物にしても、素敵なアイテムになると思います。

本日、雨ですね。雨の音、私は好きです。

2011.12.6     pichic.pachic@gmail.com


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やまもと ななえ
山本 奈苗  

昭和55年生まれ
漆芸を中心に、アクセサリーや、小作品を、作っています。

アクセサリーは、pichic pachic(ピチックパチック)という名称で展開しています。
漆の木のある森林の中で、ピーチクパーチクという鳥のさえずりが、いつまでも聞こえるような世界でありますように・・・という願いをこめました。

私は、人が作った物は、人を支える力があると、思っています。実際に、人が作った物を使ったり、鑑賞したりして、たくさんの喜びや、感動を与えてもらいました。自分もこのようなものをつくりたいな・・・と思い、今にいたります。
漆という素材が、生活の一部に加わって楽しんでいただければ、嬉しく思います。

漆の木や、漆かき職人さん、かじ屋さん、ひき物師さん、金箔金粉職人さん、炭焼職人さん、などなど、専門の職人さんや、漆芸の先生がた、伝統、あってこそ、漆を楽しませていただく事ができ、感謝しています。




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こきんちょうネックレスの初めの工程。

素材は、ヒノキ。切り出し刀で、周りをザクザクカット✩





ヤスリで整えて、生漆を吸い込ませた。




途中の工程写真を撮っていなかったので、いきなり完成写真・・・。
色漆を塗り、研ぎ、塗り、研ぎ・・・を繰り返して

仕上げに刀で胸の所に毛並みをピッピッと彫り、
金粉をいれる。
裏は、朱合漆という黒でなくて、透き通った茶色の漆にした。
でも、何回も塗ったら、もう、ほとんど黒にしか見えないくらいに。
何年もたてば、木目がうっすらみえてくるかもしれないから、それもまたよいかも。









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 くるみボタンを作ってみた。生地は、麻布。
麻は、漆を芯まで吸い込まないので、漆が硬化しても、
布は、柔軟性を保ち、丈夫。






生漆をすいこませ、乾かす。
布目にサビ下地でうめる。








                                                   
白漆を何回かぬりかさねる。







刀で線を彫って、彫ったところに紺色の漆を3回に分けていれて、
とぎだす。
ツヤ上げしておしまい✩